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タイムパラドックス産駒が活躍中

 今、地方競馬でのタイムパラドックス産駒の勢いが凄い。2010年ハイセイコー記念-大井をセルサスが勝って以来重賞勝ちは途絶えていたが、3世代目の現3歳が次々に重賞制覇。昨年の鎌倉記念-川崎と平和賞-船橋をインサイドザパークが、ハイセイコー記念-大井をソルテが制し、約1か月の間に3つの南関東2歳重賞を制したのだ。


 さらに水沢ではオグリタイムが南部駒賞を、金沢ではミカワジェイドがヤングチャンピオンと、主要2歳重賞を制覇してNAR2歳チャンピオンサイアーを獲得。今年に入ってもソルテがニューイヤーC-浦和を9馬身差で圧勝し、笠松ではゴールドブラザーがゴールドジュニアを制した。


 3歳2月の段階で、同世代から5頭の重賞勝ち馬を出すというのはかなり優秀なこと。父ブライアンズタイムはフリオーソを出したように地方でも実績があり、後継種牡馬のマヤノトップガンもメイショウトウコンやプリサイスマシーンなどがダートで活躍しているが、タイムパラドックスの種牡馬の期待度からすると予想以上の健闘と言える。


 これは、ダートでしか競走成績を残せなかった種牡馬の再評価にも繋がりそうだ。すでにゴールドアリュールが素晴らしい実績を残しているが、1頭だけでなく次が続くことが重要で、このタイミングでのタイムパラドックス産駒の活躍は、カネヒキリ、ヴァーミリアンや今年種牡馬入りするスマートファルコン、トランセンドなどの牝馬の質向上の後押しになりそうだ。それを考えると、サクセスブロッケンが種牡馬入りできなかったのは少し残念だ。


 重賞勝ち馬6頭の配合を見ると多種多様で、様々な配合パターンから活躍馬がでており相手を選ばないタイプだ。強いて言えば母系にNijinsky所有馬が3頭、Never Bend所有馬が4頭というのが目立つ程度で、Mr.Prospector保有馬は2頭(いずれもWoodman経由)、サンデーサイレンスを持つ馬はいなかった。興味深い配合としては、オグリタイムが母の父タイトスポットでGraustark=His Majesty4×3、Lyphard4×4のクロスを持っている。


 JRAでは昨年13勝で総合61位。両津湾特別(1000万下)勝ちのセイカフォルテが稼ぎ頭となるが、今年の3歳馬の活躍が呼び水になり、産駒の質が上がればステップアップも可能だろう。昨年、レインボーダリアを出して意地を見せた父ブライアンズタイムも含め、この父系の巻き返しには注目したい。

author:南原文洋, category:中央, 10:21
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