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マンハッタンカフェ考

 グレープブランデーがフェブラリーSを勝った。マンハッタンカフェ産駒のJRAG1勝ちはヒルノダムールの2011年天皇賞・春以来約2年ぶり4勝目となる。


 これまでの4頭はジョーカプチーノ(NHKマイルC・芝1600m)、レッドディザイア(秋華賞・芝2000m)、ヒルノダムール(天皇賞・春・芝3200m)、グレープブランデー(フェブラリーS・ダート1600m)と、いずれも異なる条件での勝利。ジョーカプチーノはスプリンター寄りの馬だから、まさに“芝ダート問わず短距離から長距離まで”という万能タイプだ。


 ちょっと調べてみると、「異なる馬でJRAの芝・ダート両方のG1を勝った種牡馬」というのはシンボリクリスエス、フジキセキ、エルコンドルパサー、タイキシャトル、サンデーサイレンス、フレンチデピュティ、ブライアンズタイム、ホワイトマズルくらいなもので、歴史的大種牡馬サンデーサイレンスは例外として、上記の種牡馬の産駒を思い起こしても、これほどバラエティ溢れる産駒を送り出せる種牡馬はなかなかいないだろう。昨年、あらゆるカテゴリで活躍馬を出したキングカメハメハも、JRAのダートG1は未勝利なのだ。

 マンハッタンカフェは現役時代の成績こそステイヤーのそれだが、長距離戦を瞬発力で勝ってきた馬。時計がかかりやすい暮れの中山・有馬記念で上がり3F33秒台(33秒9)を記録して勝ったのは史上初であり、その後もディープインパクトとオルフェーヴルしか出ていない。“瞬発力”というのが種牡馬として重要なファクターであるかということがわかる。この部分は、血統や配合だけでは結論付けできないところで、“血統屋”としては血統で分析してみたいところだが、ここでは止めておこう。

 2009年にJRAリーディングサイアーとなって以来、2010年5位、2011年6位、2012年10位と年々ランクを落としているが、現2歳はリーディング獲得の翌年の種付けで生まれた産駒。今年から来年に賭けて再浮上してきそうだ。

author:南原文洋, category:中央, 22:09
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