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キングカメハメハ産駒研究/2012-2013POG

 2010年、2011年と2年連続リーディングサイアーに輝いたキングカメハメハ。2009年にはアパパネ、ローズキングダムが2歳チャンピオンとなり、翌年はアパパネが牝馬3冠を制したが、明け4歳世代、明け3歳世代とPOG期間内の重賞勝ちは皆無。実にアパパネのオークス以降、2年間POG期間内の重賞勝ち馬は出ていない。データ上はPOG向きの種牡馬ではないが、相変わらず繁殖牝馬の質は高く、ノーマークというわけにはいかないだろう。


 例によって、過去の活躍馬の配合をチェック。JRA重賞勝ち馬は15頭、GI馬は2頭。この数字だと、既にディープインパクトを下回ってしまった。




 キングカメハメハの配合で、圧倒的な数と質を誇るのが母の父サンデーサイレンスだが、重賞勝ち馬は15頭中4頭しかおらず、この配合でPOG期間内に重賞勝ちを収めたのはローズキングダムのみ。母の父ダンスインザダークのショウリュウムーンを含めても2頭なので、この配合はあまり強調できない。


 では、POG向きのキングカメハメハ産駒配合は何なのかというと、POG期間内に重賞勝ちした馬5頭中3頭に共通するのがNever Bendの血だった。ローズキングダムはShirley Heightsから、フィフスペトルはBahri〜Riverman、コスモセンサーはリヴリア〜Rivermanの流れからこの血を入れている。キングカメハメハの母の父ラストタイクーンにMill Reefが入っているので、Never Bendの薄いクロスが効果的なのだろう。


 POG期間内に限らずに見ると、トニービン、Tejano Run、タマモクロスと、あらゆるパターンで活躍馬を出しているGrey Sovereignとの相性も良さそう。活躍馬全般に言えることだが、Never Bend、Grey Sovereign、Bold Rulerなど、強力なNasrullah血脈が効果的なようだ。アパパネも祖母の父Spectacular BidからBold Rulerを入れていた。


 逆に、成功例が少ないのがMr.Prospectorのクロス。Raise a Native含め、1頭も重賞勝ち馬が出ていないのは特徴的だ。その他、クロスで目立つのはトゥザグローリーのNureyev4×3くらいで、キングカメハメハはあまり濃いクロスが無いほうが良さそうだ。


 以上の傾向から、以下のポイントに基づき、キングカメハメハ産駒をチョイスしてみたい。


◆キングカメハメハ産駒の配合ポイント
1.母の父サンデーサイレンスはイマイチ
2.Mr.Prospectorクロスは×
3.Never Bend最優先
4.Grey Sovereign、Bold RulerなどNasrullah血脈○


◆非SS系のオススメ馬
ホアピリ
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010104498/
スイートチャームの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010109146/
ハレイワクィーン
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010102578/
アベルクイーンの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010104755/
オリオンザミラクル
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010102108/
タニノカリスの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010102597/
マウイノカオイ
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010100541/
ヤマノトウショウの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010106502/
サニークラッシックの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010102292/


 まずは母の父SS系を除いて選んだので、かなり絞られて9頭。この中でイチ推しは母タニノカリス。半兄タニノエポレットはダンスインザダーク産駒ながら早い時期に勝ち上がり、これまで4勝。叔父にタニノギムレットがいて、祖母の父クリスタルパレスからGrey Sovereignを入れている形だ。母系にNijinskyが入るのはフィフスペトル、ショウリュウムーンと共通する。


 アパパネと同じSalt Lakeを母の父に持つハレイワクィーンは、祖母の父がRivermanだから、まさにキングカメハメハの成功パターン。Unbridled's Songなどが出る牝系も一流だ。


 とはいえ、45頭いる母の父サンデーサイレンスをすべて切り捨てるのは非常にリスキーなので、その中から比較的成功パターンに近い馬をピックアップした。条件は、“良質のNasrullah血脈を濃く持つこと”だ。


◆母の父サンデーサイレンスのオススメ馬
ジェダイトの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010104163/
プリンセスカメリアの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010104279/
カウウェラ
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010104560/
ノンストップラブの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010103848/
アルフォンシーヌの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010104033/



 その中で、最も好感が持てるのは母プリンセスカメリア。アルフレードの半弟で、祖母の父にサクラユタカオー、3代母の父にノーザンテーストが入り、サクラバクシンオーとも同牝系。同様に、同血の従弟になる母アルフォンシーヌも良い。


 母ジェダイトは、祖母の父にNijinsky、3代母の父にNever Bend産駒のマイラー血統Irish Riverが入る形。母は忘れな草賞(OP)の勝ち馬だ。


 キングカメハメハ産駒からは、この4頭をオススメ馬としたい。

author:南原文洋, category:POG, 11:15
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