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アグネスタキオン産駒研究/2012-2013POG

  ディープインパクトに続いては、今年がラストクロップとなるアグネスタキオンを取り上げる。今年の2歳馬は2009年の種付け。前年にキャプテントゥーレが皐月賞、ディープスカイがNHKマイルCと日本ダービー、リトルアマポーラがエリザベス女王杯、ダイワスカーレットが有馬記念を制し、リーディングサイアーとなった直後だけに繁殖牝馬の質は高く、ディープインパクト以上との声も聞こえるくらいだ。死亡したのは6月22日だったので種付けは十分な数をこなしており、2歳馬は実に147頭を数える。


 まずはこれまでの活躍馬の配合をおさらいしていこう。下記一覧表をご覧頂きたい。アグネスタキオン産駒はGI馬が6頭、JRA重賞勝ち馬は27頭いる。すべての馬の血統表を見ていくと、かなりわかりやすい傾向が見えてくる。



 まず1つは、アウトクロス馬が多いこと。アグネスタキオンはNorthern DancerもMr.Prospectorも持たないので、そもそもクロスしやすい血が少ないのだが、27頭中クロス馬は8頭。それもBold Ruler5×5など薄いものが多く、目立つのはロイヤルスキー3×4のキャプテントゥーレ、Halo3×4のノーザンリバーくらい。アグネスタキオン産駒は、無理にクロス馬を狙う必要はない。


 母の父として相性の良いのは、4頭の重賞勝ち馬を出すトニービンが筆頭だ。皐月賞馬キャプテントゥーレをはじめ、レッドデイヴィス、ショウナンタキオンなど早い時期から活躍できる馬も多い。今年のフラワーCを制したオメガハートランドも祖母の父にトニービンを持っていた。


 血脈的には、Sir Gaylordを持つ馬も多い。Sir IvorやHabitatなど、様々な形でこの血を引いて、実に8頭がこの血を持っている。5頭の重賞勝ち馬、2頭のGI勝ち馬を出すLyphardもなかなかの相性だ。


 とりあえずここまでのまとめとして、特筆すべき相性の良い血としては、トニービン、Sir Gaylord、Lyphardに、次点としてNever BendやDanzigを挙げておこう。


◆アグネスタキオンと相性の良い血脈
トニービン
Sir Gaylord
Lyphard


Never Bend
Danzig


 以上のデータから、相性の良い血を多く持つ馬をピックアップしたところ以下の11頭に絞られた。


チェネレントラ
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010104490/
ショウダウンの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010104145/
トラヴェルチームの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010104451/
アワサンシャイン
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010101617/
レッドアリオン
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010101775/
マイグリーンの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010103025/
スパークトウショウの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010103048/
エアトゥーレの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010103695/
サンドリオンの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010105834/
ゴッドインチーフの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010106137/
アビラの2010
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2010104029/


 中でも気になるのが母サンドリオン。リトルアマポーラと同じ母の父コマンダーインチーフで、ダンシングブレーヴ系だからLyphard、Sir Gaylord(6代目)の血を持ち、さらに祖母の父はトニービン。トランセンドの姪にあたり、母は紫苑S(OP)を勝った素質馬と、牝系や母の能力からも文句なしの血統と言える。


 アワサンシャインはトニービン×モガミで、キャプテントゥーレと同じように、トニービンとLyphardを併せ持つ形。3代母ネヴァービートも、2頭の重賞ウイナーが持つ血である。メジロラモーヌらが出たメジロの名牝系アマゾンウォリアー系という牝系も魅力。


 Alzaoはダンシングブレーヴと同じく、Lyphard産駒でSir Gaylordを持つので、チェネレントラ、母ショウダウン、母トラヴェルチームと3頭が候補に残っているが、その中ではチェネレントラは、祖母の父がコマンダーインチーフの兄ウォーニング、5代母がダンシングブレーヴの祖母Olmecでもあるからリトルアマポーラっぽくもあり、非常に面白い配合馬だ。

author:南原文洋, category:POG, 23:00
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